佐久の花
佐久の花、その味 | 醸しの酒取扱店お知らせ五代目・高橋寿知会社概要・沿革リンク

お知らせ
五代目・高橋寿知
会社概要・沿革

五代目・高橋寿知

私が初めて佐久の花蔵の高橋さんにお目に掛かったのは、今から20年前に遡ると思います。このご縁を作ってくれたのが、私の大学の先輩である上岡酒店の社長です。


「佐久の小さな蔵だけど、若くて真面目に酒造りをしているから、一度、酒を味見してくれないか」という話でした。その数日後に蔵元である高橋さんが来店し、勧められるままに試飲したところ、味も、旨味も、そこそこ、無難に飲める酒でした。その後、夏を越して、徐々に味が乗り、これまで以上に旨い酒となり、私と高橋さんの付き合いが本格的に始まりました。


その後の高橋さんは、一年ごとに酒屋の思う酒と、消費者が求める酒を狙うかのように醸すようになりました。今では長野を代表する蔵元となり、また、若い蔵元の目標となっているのは、探究心が醸した「酒の良さと人柄」なのかもしれません。


この多くの人に好かれる性格は、ご両親の素晴らしい教育があったからかもしれません。蔵元というより、我々、酒屋のお父さん、お母さんのような方で、とてもやさしい心遣いで見ていてくれます。その家族に育った高橋さんだからでしょう、一緒になった若奥様も気取らず、笑顔が絶えない方なのだろうと思います。


酒造りに対しても一本筋の通った考えを持ち、地元出身の蔵元の面倒も実に良く見ています。酒造りを通して、我々、酒屋に対しても同じ目線で見てくれる蔵元です。だからこそ、毎年秋には、近所の人と地元の酒屋も手伝い、手造りの料理でもてなし、蔵元の酒を一杯飲みながら、皆で蔵元を囲んで酒談義をするということが繰り広げられています。それを楽しみに、全国から多くの酒屋が集まってくるという、いまどきでは貴重な蔵元です。


これからも時代に合った、消費者から求められる酒、即ち、酒自体の味の良さを醸してくれるよう応援していきます。



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